ベセスダは『The Elder Scrolls IV: オブリビオン リマスター』が公式MODサポートを提供しないことを確認。予期せぬリリース後すぐに成功を収めた本作のMOD文化の歴史と現状について解説する。
The Elder Scrolls IV: オブリビオン リマスター 本日発売
ベセスダ、オブリビオンリマスターに公式MODツール非搭載を発表
ベセスダは『The Elder Scrolls IV: オブリビオン リマスター』の公式ショーケース配信を終え、即時リリースを発表した。オリジナルからの大幅なグラフィック/技術向上を強調する一方、開発陣はリマスター版が公式MODサポートをしない事実を認めた。
ベセスダのサポートページでは「MOD非対応」が正式に明記されており、この意外な決定に対する説明は一切ない。これは『Fallout 4』『スカイリム』『スターフィールド』などでCreation Kitを提供しMODコミュニティを支援してきた従来の方針と対照的だ。
この制限にも関わらず、MOD作者たちはオリジナル版のCreation Kitツールを流用する実験を開始。初期報告ではMODの互換性が保たれており、Unreal Engine 5ベースのリマスター向け既存MOD調整に関するReddit議論が活発化している。
リマスター版を使ったVR実験が進行中
MODコミュニティは早速オブリビオンリマスターのVR動作テストを開始。発売わずか3時間後、ユニバーサルVR注入ツール「UEVR」を用いて仮想現実環境でプレイ可能にした。
YouTuberのLunchAndVRはUEVRとモーションコントロールを活用したVRゲームプレイの暫定映像を公開。DLSS有効・中画質設定時、高性能機材(RTX 4090、Core i9-13900、64GB RAM)で70fpsの滑らかな動作を確認。さらなる最適化でVR正式対応の可能性が示唆されている。
『The Elder Scrolls IV: オブリビオン リマスター』はPlayStation 5、Xbox Series X|S(Xbox Game Pass対応)、PC向けに発売中。今後の開発動向とコミュニティ反応については当サイトの更新情報をご確認ください。