スクラブスの再起動が決定 ザック・ブラフがキャストに加わる

テレビの世界で、完全に消えてしまう作品はほとんどありません。2025年、2000年代を代表する人気作がまたひとつ復活します。『ザ・オフィス』や『バフィー 〜恋する十字架〜』の世界観が近年復活したのに続き、カルト的人気を誇る医療コメディ『スクラブス』がカムバックします。

ザック・ブラフが理想主義的な新人医師J.D.としてセイクリッド・ハート病院のカオスな廊下を歩き回ってから24年。現在ブラフは、ABCで予定されている『スクラブス』リブート版で彼の象徴的な役柄を再び演じることになりました。オリジナルキャストと新世代の医師志望者たちが共演するこの復活作は、ノスタルジーと新鮮なエネルギーを融合させると約束しています。

ABCがこのシリーズの復活を試みるのは今回が初めてではありません。2009年のシーズン9では、ブラフらオリジナルキャストの出番を減らし、若いアンサンブルに焦点を移そうとしましたが、この変更はファンの共感を得られず、わずか9エピソードで終了しました。

ザック・ブラフが『スクラブス』リブートでJ.D.役に復帰。写真：Michael Tran/FilmMagic

それからほぼ20年後、ABCは再挑戦を決断しました。今回はオリジナルクリエイターのビル・ローレンスが指揮を執ります。新シリーズはリブートとリバイバルのハイブリッドとして位置付けられ、オリジナルの精神を受け継ぎつつ、変化し続ける病院生活の新たな1章を探求することを目指しています。

ブラフの正式参加が決まり、『エンターテインメント・ウィークリー』によると、他のオリジナルキャストの復帰交渉も続くと報じられています。

ローレンスが以前『デッドライン』に語ったように、成功の鍵はバランスにあります：「これを行う唯一の正当な理由は2つ。まず、ファンが愛したキャラクターと再会し、現在の医療環境で彼らがどう進化したかを見られる機会を提供すること。第二に、この番組を成功させた根源的な要素──情熱と目的を持って医療界に入る理想主義的な若者たちを追うこと──に忠実であることです」

『スクラブス』は2001年から2010年まで9シーズン・全182エピソードにわたり、心温まるユーモアと感情的な深みを届けました。撮影開始時期や公開時期の詳細はまだ明らかにされていませんが、この現代の名作の続編への期待が高まっています。